私の学校はすぐに体育祭シーズンになっていた。
今回は前みたいなことも起きないから安心して楽しも!!!
るなは妄想がすごい。ついていけない時が多すぎる
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喋って昇降口まで行くと…
なんで私ってこんなに可愛くないんだろう…。
こうしている間にも和くんは他の女の子と…!
あんな人のことなんか知らない!
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家に帰ると、すごいLINEの通知が
〜次の日〜
友達がいてくれてよかったー
〜お昼休み〜
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〜体育祭当日〜
あれから和くんとは口を聞いてないしLINEも電話もしてない。
ほんとにどうしよー
こうして体育祭は始まった!
応援を頑張っていたら…
《借り物競争に参加する人は集合してください》
私の番だ!頑張らないと!
私はるなと手を引っ張って思いっきり走った!
そして見事1位!
次の走者をみると、和くんと松村くんがいた。
そんなのどっちにするかなんて決まってる
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私はなぜが和くんの足の中にいる
栄養士科での勉強や、るなの面白いことなど、たくさん話した。
私が応援席に行こうとした時…
2人でハグをした!
あ、確かに。あの時は大変だったなー。
和くん、もしかして…
そして高校初めての体育祭が終わった。
紅組 ・・・576点
青組 ・・・620点
黄組 ・・・615点
青組が優勝した!
〜帰り道〜
和くんは私のことなどお見通しなんだなって思った。
和くんの耳が赤く染まった。
ほんとに可愛い。
ずっと帰り道が続けばいいのに、と思った帰り道とあなたの横顔。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。