ジュニside
私とあなたとの出会いは中学校の入学式での事。
正直私にはほんとの友達っていうものが分からなくて、一緒に居ても本当に楽しいなんて思ったこと無かった。
どうせ中学校でも毎日ふつーのつまんない毎日が始まるんだろうなと思った。
そんな憂鬱な気持ちで校門をくぐるとそこには桜の花びらを一生懸命につかもうとしてる女の子とそれをニコニコ見守る男の子がいた。
その光景に私は目を離せられなくなった。
なんだか、普通じゃない何かが始まるような気がして_。
クラス分けを見てから入学式が始まる事になって、クラス分けを見に行くとさっき見てた女の子と男の子2人が泣きじゃくっていた。
その途端きっとクラスが分かれちゃったんだろうなぁーと察した。
自分のクラスなんて興味なかったけどあの女の子と同じクラスになりたいななんて思った。
はじめに女の子の名前を名札で確認してどこのクラスか目で追い、そのクラスに自分の名前があるか確認した。
…
‥
イ・ジュニ
あった。
その瞬間初めては味わったようなわくわくする楽しみという気持ちが込み上げてきた。
多分それが始まりだったと思う。
それからは気づかぬうちにお互いに惹かれ合ってあなたとも仲良くなったし、ジミナやテヒョナともたびたび話したり遊ぶようになった。
そしていつの間にか4人で過ごすのが当たり前になっていた。
当たり前ってなんかいいな。
前は当たり前に一緒とか理解できなかったし嫌いだったけど、
今では当たり前っていう響き、しっくりくる。
今ではあなたの守り役やテヒョナとジミナの恋のサポート役にまでなってる。
ああ幸せだなぁ
ていうか、私達のあなたにいきなり告白とか聞いてないよ!?
純粋すぎるあなたのことだからキュンキュンしてるんだろうなあ、、
明日はより一層警備を厳しくしないと、、、!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。