期待していいですか?
今日は仕事納め。
でもプロジェクトチームは
まだまだ仕事詰めで…
佐野先輩と私は責任者を任されているので
営業とかいっぱいあって…
二人で会社をでた。
あっ、
あれっきり、
れおと仲良くなって。
友達以上恋人未満ってところ。
手を出してくれた
付き合ってないのに
こんな事しても良いのだろうか。
そう思う自分がいた。
それから、れおと沢山話しながら食べて。
れお潰れちゃった…
やっぱ飲みすぎだったよ。
れおを家まで送らないと。
タクシーに乗って、
れおの家まで行ってもらった。
けっこう高そうなマンション。
やっぱ、すごいなぁ。
なんて思って。
6階についた
そう言って鍵を開けた。
ガチャ。
えっ?
れお…。
この子誰?
バタン
れおはその子に預けられて
扉は閉まってしまった。
期待した自分がバカだった。
溢れてくる涙は、
初雪に交じってわからなかった。
運命のヒト_Reo._
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。