あなたside
撮影が終わって舞台裏に行こうとするとオッパたちが居なかった。
“トントントン”
突然私たち三人は誰かに肩を叩かれた。
私たちはカトクを交換した。
私たちはオッパたちが居ないまま、自分たちの楽屋に戻った。
“ガチャッ”
ドアを開けるとそこにはオッパたちが明らかに不機嫌な顔をして座っていた。
オッパたちは私たちのスマホを奪おうと追いかけてくる。
疲れきった私たちの携帯をオッパたちは手に取った。
するとナムジュン&ホソクオッパはエギョンオンニのスマホを、ジン&ユンギオッパはヘランオンニのスマホを、ジミン&テテ&グクオッパは私のスマホを見始めた。
オッパたちはダメダメと連呼しながら『用事があってその日はキャンセルです』と勝手に返信してしまった。
私たちはオッパたちの厳しい顔に少し吹き出してしまった。
その途端のオッパたちの顔といえば爆笑物ㅋㅋ
それから私たちは事務所に向かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。