私達図書委員会は今、遊園地に来ている。
紗希はいつも通りなんだけど、時雨が紗希と
一緒に騒いでるから、疲れる。
ジェットコースターの列の最後尾に並ぶ。
ジェットコースターから悲鳴が聞こえる。
楽しそう...!
私がそう言うと、紗希は首を横に振った。
紗希が指で指した方向を見る。
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蘭はそう言って、係員の方へ走っていった。
そして、蘭が係員の話を聞くと硬直した。
蘭がそう言うと、誰も話さなくなり、沈黙が
続いた。
そして、その沈黙を破ったのは、陸だった
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爆弾は、ジェットコースターの裏にあった。
時雨がそう言った時だった。後ろに、見覚えのある
男が立っていた。
男の手には爆弾のスイッチが握られていた。
下手に動けない。そう、思った時だった。
ポチッ
転んだ拍子に、スイッチが押された。
爆弾のカウントダウンが動き出した。
陸はそう言うと、爆弾に近づいた。
そして、爆弾を解除し始めた。
爆弾魔はそう、叫びながら私たちに
飛びかかってきた。
そして、紗希に回し蹴りされて倒れた。
ハァ...。今日は、波乱な1日だった...。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。