救急車内
大倉side
流星はもうひとつの救急車乗って
安田が見てくれてる
チクッ
病院に着いた
2人とも意識は戻らへんけど
呼吸はしてるから
普通の病室に戻した
起きたら説教やけどな
大毅side
周りを見ると
暗いから多分夜、
流星は寝ているし
みんなも寝ている
俺たしか道で走って
そっから意識失って、
てか待って
また点滴繋がれてるやん
ブチッ
チクッ
また不意打ちにされてしまった
また俺は点滴を抜いた
何する気やねん!
俺に何しても無駄やからな
チクッ
ガチャガチャ
腕も動かへん
これじゃ点滴をはずすどころか
ご飯もなんも食べられへん
何する気なん?
は?オムツ?
俺そんな歳じゃないって
暴れても暴れても
俺の体はうごかへん
ねれるわけないやん
俺の体どないなってるん?
俺これからずっとこのままなん?
体も動かへんし、、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。