いつまでも歌が歌えたらいい
いつまでも曲が作れたらいい
いつまでも夢を持っていられたらいい
いつまでも自分らしく生きていられたら
綺麗ごとだけでは生きていけない
そんなことはとっくに知ってる
周りの大人がそうであるように
自分の 世界を知らなくちゃ
大人になるから、って捨てた夢は
いつかまた拾えますか
なくしたもの 沢山詰まってる
ごめんなさい
いつまでも歌は歌えないから
いつまでも曲は作れないから
いつまでも夢なんて持っていたら
生き抜くことさえ難しくなる
諦めろ も 諦めるな も
どっちも間違ってて どっちと正しい
周りの大人がそうであるように
きっと自分も もう選べない
そんな人生で満足か と
聞かれたら答えるよ
「それじゃ、嫌です。」
僕には夢があります
僕には夢があります
大人になるから、って捨てた夢は
いつかまた拾えますか
だから 僕はいつまでも
守り続けます
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。