偉い偉い、とシルバーの頭を撫でる
シルバーはなんも出来ずに撫でられてる(
そして、まただ。
また、表情が見えないように隠している。
…が、震えているあなたの背中から
悲しげな雰囲気が滲み出ていた。
それに感づいたルークが呟いたが、
誰の耳にも入ることはなかった。
なんかあなたの顔見てびっくりしてる((
、目を丸くし、呆然とした顔であなたを見つめる。
と、あなたがぱっと手を離し、
くるりと違う方向を向いた。
その頃にはもうさっきの悲しげな面影は消え、
笑顔なのに笑顔じゃないような顔に戻っていた。
さっきとは打って変わって明るく話している
あなたに、みんなは混乱しているようだった。
中には帰ろうとしている奴もいた。
ばんっ、と音がしたかと思うと、
フロイドのすぐ横の地面が焼け焦げていた。
アズールの提案に、みんなは頷いたようだった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。