『 ……さっきからなんですかそれ。 』
藤牧くんと一緒に部屋まで帰ってるんだが、
田島「 あ、京介〜〜と、あなた…ちゃん? 」
藤牧「 あ、あはは!たじくんまた!! 」
『 ……??? 』
松田「 おお!2人ともやっほ! 」
藤牧「 はい!!!!!!! 」
さっきからずっと練習生と廊下で会うと、
藤牧くんが私の前に出て、
私を見せないようにする。
藤牧「 だってそんなあなたちゃんの姿、他の男に見せたくないもん。 」
『 ……藤牧くんって女たらしですか? 』
藤牧「 違います。あなたちゃんたらしなだけです。 」
『 ……ほぎゃ、!? 』
藤牧「 何その声。笑 」
急なオス牧にビクビクしてたその時、
後ろから肩を叩かれた
『 ……?わ、西くん 』
藤牧「 西くん!?!? 」
私の前を歩いていた藤牧くんは
後ろから来た西くんに気付かず
私の声で勢いよく振り向く。
西「 えっ、!あなた!何その格好エロ〜〜笑 」
藤牧「 ……あらら 」
『 西くんうるさいです 』
西「 二人で何してるの? 」
藤牧「 色々あって、今から部屋に戻るんです。 」
西「 ふーん。俺変わろうか〜〜? 」
藤牧「 絶対嫌です大丈夫です 」
西「 え〜いいよ〜じゃあ3人で行こー!笑 」
藤牧「 え〜〜……だって藤牧くん何するか分からないじゃないですか!いつ手出すか…… 」
西「 大丈夫大丈夫!そこら辺は大丈夫っしょ!笑 」
『 ……西くん目付きギラギラしてて怖いです。 』
藤牧「 はいはい、あなたちゃんおいで。 」
そう言うと、藤牧くんは私をバックハグする。
『 ……ば、わ。。// 』
西「 は!!ちょ!!俺のことボロクソ言ってる京介が手出してるじゃん!!!!!! 」(音量MAX)
西くんの大きすぎる声のせいでこの階の練習生みんながでてきた
髙塚「 西くんうるさい…眠い…って京介!!? 」
『 ……わ、大夢くんに殺されるかも私 』
藤牧「 なんで?笑 」
『 ていうか早く離してください! 』
藤牧「 やだ 」
池﨑「 ええ!?!?あなた!!? 」
藤牧「 理人くんも来た。西くんどうしてくれるんですか〜 」
中野「 わあ……眩しい…… 」
いやそんな廊下の灯り眩しいか?
てか大夢くんぱっちり目開いてるじゃん!
眠かったんじゃ!!!?
『 も〜〜一人で帰ります〜大丈夫です〜 』
そう言って藤牧くんから逃げてエレベーターに乗る
『 ……あ、 』
許「 あなたちゃんんん!はああ! 」
『 ふぇんふぇんくんおはよ! 』
許「 今一時ですよ、その格好何ですか?? 」
『 ただの部屋着です〜〜 』
許「 そんな格好して出歩いちゃダメですよ! 」
『 いいじゃん練習生しかいないもん!笑 』
許「 練習生がいるじゃないですかぁ!笑 」
ふぇんふぇんくん相変わらず美形だな…
許「 ……そんな露出してるとふぇんふぇんに襲われちゃいますよ? 」
『 ふぇんふぇん…………かっこいい…… 』
許「 あ!なめてる!! 」
癒しだ!!、!ふぇんふぇん!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。