景瑚side
『 でも本当に威尊くんカッコよかったなぁ〜 』
鶴房「 …あの子絶対あなたちゃんのこと好きだよ、あなたも威尊くんのこと好きだよ。 」
河野「 さっき酷い顔してたよ笑 」
鶴房「 …あんなイケメンには勝てないよ 」
鶴房汐恩、絶賛失恋(仮)中です。
全てを知ってる僕からしたら面白すぎるんですけどね
だからこそわざと僕は言う、笑
『 お似合いだよなぁ〜、王子様とお姫様って感じ 』
川尻「 景瑚く〜ん?笑 」
鶴房「 …やだ…俺の方が…お似合いだよ… 」
『 随分な自信だな 』
河野「 今度デート誘ってみたら? 」
鶴房「 ……デート!!!?無理無理!! 」
『 へ〜〜。威尊くんだけじゃないかもよ? 』
鶴房「 なにが? 」
『 …あなた、頭ポンポンされても慣れてる感じだったから。他の練習生もあなたのこと好きだと〜〜思うよ?笑 』
鶴房「 ……取られたくない 」
『 よし誘おう 』
鶴房「 ……え〜…でもどこ行けば?この辺は練習生たくさんいると思うし、けど人が多いところはファンがいたら困るし…… 」
川尻「 うーん…難しいね 」
河野「 …お家デートは? 」
鶴房「 それが一番写真撮られるリスクあるやん、 」
『 …………いや、あなたの家なら 』
川尻「 …分かった、!あなたちゃんの部屋は!? 」
鶴房「 ……部屋? 」
『 ……ああ!さっき行ったとこ?とか今から行くところ?あのホテルみたいな、 』
河野「 確かに、それだと安全だ。 」
鶴房「 ……でも俺、あなたを前にしたらなんも話せんくなる。それに真逆の行動とっちゃう。 」
『 ほんとツンデレだよなぁ、てかデレがないもん。ツンツンだわ 』
鶴房「 だってさあ!可愛すぎるもん、あの笑顔!マジで天使だよ……絶対誰にも渡さないから。 」
川尻「 じゃあ本人の前でも素直になればいいのに〜笑 」
汐恩になら、あなたを任せられるかも、
……けどやっぱあなたは渡したくねえ!!!(シスコン)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!