今日は第一回順位発表式
みんなの制服姿久しぶりだなぁ
木村「 あなたちゃん、本当に大丈夫? 」
『 …大丈夫ですよ? 』
木村「 あの日からずっと…心ここに在らずって感じ?魂抜けてるっていうのかな? 」
『 うーん、気の所為だよ笑 』
" あの日 " とは、
私が彼に半フラレた日のことかな
木村「 精神状態ギリギリって感じじゃん 」
『 リップ塗るので口閉じてください〜 』
木村「 ずる!!笑 」
西「 あなたおはよ〜〜!!! 」
『 おはようございます。抱きつかないでくださいメイク落ちます 』
西「 すっぴんでも可愛いよ 」
『 お黙りください 』
藤牧「 ……まだ忘れられないみたいだね、 」
『 びっくりした…急にやめてください…… 』
藤牧「 様子おかしいもん。上の空って感じ 」
『 ……もう彼のことはどうでもいいから。…ちょっと期待したのにね?あんな思わせぶり男忘れてやるし 』
藤牧「 とか言って忘れられてないもんね 」
『 ……藤牧くんって隠れSですよね 』
藤牧「 ん〜〜? 」
『 その顔ムカつくのでアイライナー目に突っ込んでいいですか 』
藤牧「 怖いなああ笑 」
順位発表式は終わった。
落ちてしまった子のメイクは、
もう出来ないのかぁ。
そう考えると少し胸が傷んだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!