第27話

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2022/07/15 12:21

 「 どうして指示されなきゃいけないの 」




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なんでもいいから
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明日からは元通りにしろ
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分かった?



 「 拒否権は私にあるので 」

 「 無理なものは無理 」




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どこまで生意気なんだよっ



 「 果てしなく。」





イリノは呆れた顔をしたけど
こっちの方が呆れる。








 :







あの日以来、何故かイリノは
私によく心配ごとをしてくる。





私なんか優しいから
家を出た瞬間に眼鏡してあげてるのに。







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外で眼鏡外した?
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男に連まれなかった?
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告白とか、されなかった?




 「 最近なんなの?」

 「 だいぶとおかしい様だけど 」




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そんなことねぇから
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質問に答えろっ





 「 あってもイリノには関係ないじゃん 」

 「 お母さんじゃあるまいし、」






こう言ったけど、
何もなかったのが現実。ある訳ない。






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ほんとかよ…
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ってか性別変えんなっ




圧倒的に精神年齢が低くて困る。





 
 「 イリノの為に
  眼鏡つけてあげてるんだからね?」





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優しいじゃん
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ありがとっ笑




そう言いながら見せる笑顔は
不覚にも惹きつけられるし、
こう見えて心は優しいんだと気づいてしまう。








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お昼の時間。


お気に入りの屋上で
ゆったり食べようとしたのに
聞いたことのある声が邪魔をした。







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俺も一緒に食べる




 「 やだ、1人がいい 」

 「 可愛い女子の元に行ってきな 」




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もう決めたことだしっ
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やっぱりお前の隣は俺だろ?




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