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第1話

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2,631
2022/07/30 03:54




谷川あなた

23歳












私がこんなところに来たのは彼の勘違いが原因






たくさんの女性の黄色い声が聞こえて

人が信じられないくらい集まっていたあの場所



「あの、ちょっと通らせてください」



私の行きつけのカフェにテレビの取材が来たらしい

はっきり言っていい迷惑。


人混みの中心にいた有名人らしき人、数人と目が合う

_「あ、マネージャーさん!!」

_「待ってたんですよ、!?」

_「早く出ないと!!」

「えっ、」

「あのっ、」

_「早く!!案内して!!」




絶対勘違いしてるなって分かったけど

めんどくさいことになる前に動こうと思って

それなりに対応した




人混みの少ない細い道に案内すると

_「いや、人多すぎるでしょ」

_「それだけ有名なれたってこと?笑」


「あのっ、」

「私マネージャーさんじゃないです」

_「えっ嘘!?」

_「ファンの子?!」

「申し訳ないですけど、誰か分からないです」

「じゃあ、」

帰ろうとしたら後ろから声が聞こえる

_「まって、!」

_「俺たちSnowManなんだけど」














_「一緒に住まない?」

「何言ってるんですか」

_「いや、だって臨機応変に対応してくれたし」

_「全然ファンじゃなさそうだから、」

「それと住むことと何の関係があるんですか!」

_「俺たち最近シェアハウスし始めて」

_「簡単に言えばお手伝いさんになって欲しいの」

_「家事とか住み込みでやってもらおうかなと思って」

「ちょっと、」

「考えさせてください」








最近仕事が上手くいってなくて

転職しようか迷っていたタイミングだった

そして住んで家事をすればお金が貰えるなんて

すごくおいしい話だと思った

なんか裏がありそうで怖いと一瞬思ったが

住んで怪しいと思ったら出ていけばいいか

なんて勝手に解決して


「決めました。」

「よろしくお願いします」

_「よかった~!!!」

_「なるべく早くお願いします」

「じゃあ明日からで」

_「あとで家案内する!!」








こうして私の変わった生活が始まった

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