第73話
💊
your side
次の日の夜
そう言って今日も私たちに背を向けてしまうユンギオッパ。
そのとき、オッパの体がふらついた。
慌ててオッパの体を支えるも、触れていた手をそっと押し戻される。
私には顔を向けずに、"大丈夫だよ"というように笑うオッパ。
オッパは最近よく笑う。
だけど、その笑顔は私たちの好きな笑顔じゃない。
私たちに、そして自分に、
"大丈夫"
そう言い聞かせるような、苦しみをすべて押し殺したような、そんな笑顔。
ユンギオッパ自身もきっと分かってる。
だから、今だって隣にいる私の目を見てくれないんですよね…?
気づかれないように、気づかれる前に…
そんな足取りでそうそうと行ってしまったユンギオッパ。
結局私は神様にプレゼントをもらっても、大切な人の本当の笑顔を取り戻すことはできないのかな…。
そんなことを思いながら時間は過ぎ、
ユンギオッパのことが頭から離れないまま、眠りについた。
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更新が何日も止まってしまいすみません…。
もうすぐで時間ができるのでバンバン更新して行くつもりです!