第53話
💊
🐨 side
まだ、寝るのには早すぎる時間。
みんなお風呂からあがったし、ゲームをすることになったんだけど……
ゲームが苦手な僕は、瞬殺されてしまった…。
僕たちをバカにするみんなのお手並み拝見…!
僕はソファーに座って休憩することにした。
︙
2回戦も盛り上がって来たところで、ふとあなたと目があった。
あなたはニコッと笑ってそーっと僕の膝の上に座った。
慌てる僕の口はあなたの人差し指に塞がれた。
その手が唇から離れたと思うと、つぎは僕の手を握った。
動揺する僕と、余裕なあなた……///
さらにあなたは僕の手に指を絡ませて恋人繋ぎをしてきた。
僕がしどろもどろにそう答えるとあなたは満足そうに笑って、
今度は僕の耳元に顔を近づけてきた。
あなたの息が耳にかかって、あなたに優しくささやかれて、こんなの耐えられるはずがなかった。
きっと真っ赤になった僕の顔を見られたくなくて、あなたから顔をそらした。
本当は顔を隠したかったけど、あなたと手を繋いでいるのはやめたくなかった。
あなたの可愛さにやられていると、メンバーにバレてしまった。
あなたは怒っているテヒョンに連れて行かれたけど、僕の顔の熱は全然下がらなかった。
あなたと暮らし始めてまだ1日もたっていないのに……///
僕はもう、ダメかもしれない……