だってアズアズの家広いじゃん
まぁな
よし決定!
勝手に決めるな!
そんなやり取りをしている二人を見て微笑んでいる入間くん…まさに保護者と子供だな
そんな事を考えているとクララが私の方を見る
あなたっちも来るよね!
え?
もしかしてあなたっち課題終わってる?
いや、手すら付けてないかな
ならアズアズの家に集合だぁ!
勝手に決めるなと言っているだろう!
えー、だってあなたっちも行きたいって言ってたよ…アズアズの家見たいーって
言った覚えが無い
だがここで否定するより敢えて肯定した方が面白そうだということはすぐに分かった
うん、アズの家見たい
流石あなたっち
何回も見てるだろう…
そう言って呆れつつもこのままでは話が終わらないことに気が付いたのかアズは渋々了承してくれた
課題をするつもりは無かったけど、面白そうなことが起こりそうだしアズの家に行くのは悪くない
それに何より…入間くんと話すチャンス
何をニヤニヤしてる
え?…あー
アムリリスさんに会えるの楽しみだなって
絶対に会わせんからな
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!