az side
アリスが顔を逸らすと“分かった”と少し疑うような声でアムリリスは返事を返した
絶対に母上にバレる訳にはいかない、私が家におともだちを呼ぶと知れば仕事を休んででも会おうとするだろうから
あなた side
やっぱりアズの家はいつ見ても大きい
約束していた時間通りにアズの家についたが、他のメンバーはまだ到着していないらしい
外は少し寒い、入間くん達が来るまで待つのも嫌だし、家の中に入れてもらおうと思い声を出す
すると数秒後玄関の扉が開いた
それだけ言うとアズは再び家の扉を閉めた
こんな寒い中にか弱い私を放置するなんて…と内心文句を垂れていたが、扉が開く気配もないので、諦めて家に入れてくれない理由を考えてみることにした
私がアズで遊ぶから?…いや、それは昔からだし…
必死に思考を巡らせてみたが、やはり理由は分からない
そんな事を考えていた時、家の方から大きな声が聞こえた
その声を聞いてようやく状況が理解出来た
そして同時に自分の頬が緩むのが分かった…私はなんて運がいいんだろう…こんなに面白い状況に出会えるなんて
そう考えた瞬間、思いっきり息を吸い込む
無駄に大きな声、少し魔力を込めたからよく響く
あぁ、今日はなんていい日なんだろう
いいね✓250で次出します
夢主ちゃんはアズくんが困ってる顔が大好きです👊
それと質問なのですが、恋愛要素って欲しいですか?
アンケート
恋愛要素
欲しい
75%
どちらでも
25%
投票数: 3501票
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。