第14話

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2022/12/06 07:54
 az side
アスモデウス・アリス
明日はご予定があると聞きましたが
アスモデウス・アムリリス
アリスちゃんから予定を聞いてくるなんて!明日はなにかあるのかしら?
アスモデウス・アリス
いえ、いつもと変わらない休日です
アスモデウス・アムリリス
本当に?
アスモデウス・アリス
本当です
アリスが顔を逸らすと“分かった”と少し疑うような声でアムリリスは返事を返した
絶対に母上にバレる訳にはいかない、私が家におともだちを呼ぶと知れば仕事を休んででも会おうとするだろうから

あなた side
やっぱりアズの家はいつ見ても大きい
約束していた時間通りにアズの家についたが、他のメンバーはまだ到着していないらしい
あなた
アスモデウスくーん、早く出てきてー
外は少し寒い、入間くん達が来るまで待つのも嫌だし、家の中に入れてもらおうと思い声を出す
すると数秒後玄関の扉が開いた
アスモデウス・アリス
少し静かにしていろ!いいか、絶対に大きな声を出すなよ…それと見えない場所にいろ
それだけ言うとアズは再び家の扉を閉めた
あなた
……はぁ?
こんな寒い中にか弱い私を放置するなんて…と内心文句を垂れていたが、扉が開く気配もないので、諦めて家に入れてくれない理由を考えてみることにした
私がアズで遊ぶから?…いや、それは昔からだし…
必死に思考を巡らせてみたが、やはり理由は分からない
あなた
…うーん…
そんな事を考えていた時、家の方から大きな声が聞こえた
アスモデウス・アリス
母上、本当に今日は何もありませんから!
アスモデウス・アムリリス
じゃあなんで今玄関を開けてたの?誰かいるんでしょ!アリスちゃんったら嘘が下手ね〜
アスモデウス・アリス
嘘じゃないです!早く仕事に行ってください!
その声を聞いてようやく状況が理解出来た
そして同時に自分の頬が緩むのが分かった…私はなんて運がいいんだろう…こんなに面白い状況に出会えるなんて
そう考えた瞬間、思いっきり息を吸い込む
あなた
アスモデウスくーん!早くここ開けてくれないと私寒くて凍死しちゃうんだけどー!
無駄に大きな声、少し魔力を込めたからよく響く
あぁ、今日はなんていい日なんだろう

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夢主ちゃんはアズくんが困ってる顔が大好きです👊

それと質問なのですが、恋愛要素って欲しいですか?

アンケート

恋愛要素
欲しい
75%
どちらでも
25%
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