先程から何十回と同じ話を繰り返しされているせいか、反応するのさえ面倒になってきた
少し仕返しがしたかっただけなのに、こんなに面倒な事になるなんて…今後は入間くん関連の話はやめよう
そんな事を考えながら時計を見ると再び溜め息が零れてしまう
授業の始まりを告げるチャイムが鳴ってから何分経っただろうか、それなのにアズはまだ熱弁している
そう言うとアズは呆れたように溜息をついてこちらを見る
何故私が呆れられないといかんのだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それからの授業は散々だった、先生達に説教をされたあと…とりあえず授業を聞いているのだが
全く分からん
アズは私が何かやらかさないか心配をしているのか隣の席で監視している…どうせなら入間くんの隣がよかった
また説教が始まるのか…と思っていた時、救いの音が響く
授業終了を告げるチャイム、結局何一つ授業の内容は理解できなかったけどとりあえずこの時間は乗り切った
アズが何かを言いかけた時、他の生徒の声が飛ぶ
どうやらアズは私以外にも口うるさいらしい、ペースを乱されているアズを見るのは嫌いじゃないので正直嬉しい
こんな事を考えている事がバレたら燃やされるな…なんて考えていると入間くんが口を開く
クララは楽しそうに話をしているが、アズはペースを乱されまくっているせいか呆れたような顔をしている
いいね✓250で次出します
皆で勉強会とか書きたいんですよね👊
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。