炭治郎side
な、なんだ?急に禰豆子の上に...
小さな子供か?どうしてここへ?
すると顔が青ざめた鬼が1人飛び出して
『とーしゃま』?あの子、匂いは人間なのに...
鬼が親って事か?しかも禰豆子を助けようって...
えっ!?目の前の下弦の鬼としゃべってる!?
『仕方ない...』と禰豆子の糸を外し降ろした
隙を見て近寄ろうとするが...
よく見れば、目に上弦の参と刻まれている...
そして子供の父親らしき鬼は上弦の弐...
しかも下弦の鬼...って良く考えたら
俺じゃ太刀打ち出来ないじゃないか!
すると先ほどのキズが嘘のように綺麗に治る...
なんて優しい子なんだろう...
鬼達も攻撃をして来ないし今がチャンスだ...
そう思ったが...
シャキン!
禰豆子が鬼になった時に出会った人が
上弦に切りかかっていた...
鬼達に傷を負わせる事も出来なかったが
禰豆子を上弦の参が俺に預け返してくれた
案外、鬼も良い人(?)なのかもしれない...
琵琶の音で子供と鬼達は消えていってしまった...
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!