炭治郎side
あなたは泣いていた...
鬼を作り上げたのは人間だと言って...
誰だって家族を殺されれば悲しいし
怒りたくもなる...
鬼の子とはいえ、鬼になる人間を沢山
見てきたんだろう...
猗窩座という鬼は、あなたを抱き締めていた
人間はそんな生き物じゃない!
すると、煉獄さんは刀を抜いて構えていた
とても低くドスのきいた声...
俺達は、そのオーラが怖くて動けずにいて
あなたは静かに肩を震わせ泣いていた
とても悲しくて泣きたくなる匂い...
確かに今までの鬼がしてきた事を考えれば
すぐにでも斬る事を選ぶのは当たり前だと思う...
だけど、あなたが言う事も正しいっちゃ正しい...
善逸が俺の羽織の袖口を引っ張り、小声で...
ゴチン! (←炭治郎お得の頭突き...笑)
あなたはとても悲しそうな顔をしていて
泣きそうな匂いがした
(↑えっ?伊之助の事は無視?...笑)
煉獄さんに歩み寄り両手を広げるあなた...
少しうつむき、顔を上げた途端
とても悲しく覚悟を決めた匂いがした
まさか...そんな...やめろ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。