猗窩座side
あなたは兄弟と猪に近付こうとする
『行ったらダメだ』そう思って手を伸ばす
みんなそうだ...無惨様も、黒死牟も、童磨も
堕姫も妓夫太郎も...もちろん水柱でさえ...
だけど1番最初にその行動をしたのは...
そう...童磨の分身だ...
手を握り、首を振ってダメだと示す
確かに悩みもする...あなたは優し過ぎる!
『放って置けない』って...
人間なんか放って置けば良い、それなのに...
本当、優しさの塊なんだと思う
おい!分身ですら嫉妬してるじゃないか!
やっぱり分身なだけあって、同じ思いって訳か...
しかも童磨は、分身にすら嫉妬する始末
なら、早く分身を消してしまえ!
あなたが分身に抱きついた時...
分身が童磨を見て
うっわ...計算してやがるコイツ...
やっぱり本人より分身の方が頭良いな(笑)
というか...俺もこれには嫉妬するぞ
くそ...童磨本人よりも厄介だな
迷いがない...その姿は見ていて清々しく思う
俺は嫌いではない、それに比べて
グダグダしてるのを見ると、嫌になる...
あなたは猪を抱き締め、頭を優しく撫でる
あぁ、うらやましい...って...
これじゃ俺が情けない奴だな(笑)
コイツは突進タイプで、まだまだ弱い
だが...鍛えればもっと強くなるハズだ
本心なんだろう...と言うか...
そのキラキラと輝かせて、チラッと見る姿が
堪らなく可愛い...///
この猪...あなたと一緒で分かりやすい(笑)
感情が全て丸出しだな(笑)
相変わらずあなたに
男が近寄るとブスくれる童磨...
まだ決まった訳じゃないのに、その気になっている
なるほど、本人は思った事を言っているだけだが
絶対に『鬼にならない』とは言わせない
空気にさせている...
妓夫太郎ですらも認めさせ...
素でそれが出来るとは...恐るべしあなた
そんでもって、はしゃいで居るあなたも可愛いな///
ほう...さすがにこの空気だかr...
嫌、違うな...単に自分の意思だろう
あなたが好き、そのあなたが喜んでいる
だからなると言ったんだろう...
裏切るもクソもないだろ
こいつが好きでなると言ったんだ
文句無いだろ...それに比べて弟は...
ついに弟も刀を置いた
そして近寄ってしゃがみ、両腕を広げる
すると、あなたが飛び込んだ
まぁ、好きだって言ってたしな...
そうなるか...だがモヤモヤする...
早く終われと思う...
嫉妬だってするだろ?愛しているんだから...
2人して、あなたを抱き締めている
ムカついてきた...どうにか引き剥がしたい...
むぎゅっ!
あなたに思い切り抱き付く童磨
そりゃ指名されて呼ばれたんだから、嬉しいだろう...
正直言って...うらやましい...
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。