__注意書き____________
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☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ
カァ
カァ
ジジジジジジ
ブルル 卍(^〇^卍 )三
(擬音語下手すぎワロタ)←ナンダコイツ
コツ…コツ……コツ…
夏の夕立時、三人の大人と三人の学生が蒸し暑い湿気と日差しの中、その一人が目の前の薄汚れた路地とスマホに写っている写真を見比べた、その際に路地からの冷たいそよ風が六人の髪を弄ぶ。
六人はその風が心地良いのか、目を細くし、言葉を失った。
が、その中の二人ははっと我に還ったように言葉を口にした。
そう言うと同時にあっきぃは行動に写した
ビリッ… ガサッ
そう泣きそうな声でここを選んだあっきぃとぷりっつに目を向け、帰らすように袖を掴み、先程来た帰り道を指差す
そしてあっきぃはそうそう折れたような顔をして帰り道を見た
と、言い終わってまだ袖を掴んでいるなーなの顔を見る、そしたらちょっとぎこちない笑顔がそこにはあった
あっきぃは見るからに諦めたような、拗ねたような顔で、なーなとかあいいちゃんの腕をとり、足を進めた
勿論“帰り道に“とは言っていない
そう、この事態になったのはこの二人のせいなのだ
時を遡る事約3日前____________
フォトナ動画を撮っている時だ
ワイワイ
ガヤ ガヤ
バァァン!
なんやかんやあり_____
victoryroyal
タッタッタと軽い足どりが画面越しにわかった
ガヤガヤ
ザワザワ……
時は戻り現在_______________
口から出るのはただの怖さの紛らわしで、反対に体は、寂れた人気もない、いるのはヒグラシだけの路地へと向いている
そう言ってあっきぃの背中を突いた
かあいいちゃんはその場から列の最後にいるなーなに飛び付いた
そう言い、あっきぃがいる方へぷりっつが小走りで向かう
あっきぃが地面にへたりこんだまま、ぷりっつにこっちにくるよう手招きをする
ぷりっつは察したかのように目を丸くし、一瞬背骨を立て、ゆっくりとあっきぃの隣にしゃがみ、あっきぃの話を聞いた
その姿がまるでこそこそ話をしている女子高生で、異様な光景…いや、気色悪かったので、何事だと4人は駆け寄った
が、もう駆け寄っている間に話が終わっていたようで、二人とも立ち上がっていた
すっと、かあいいちゃんが申し訳なさそうにあっきぃとぷりっつに近づき、疑問の言葉を投げ掛けた。
そうしたらぷりっつは
と、かあいいちゃんの感情を、この場の空気を叩き割るように、そして溶かしていくように、まだ子供が抜けきっていないその顔でヘラヘラと笑って見せた
『あぁ、普通の師匠達だ』
まだ少し疑問も残っているけれど、この状況下の中、笑顔が見れて五人は安堵した。
けれどその言葉と顔は、ある一人には自分が言ったにも関わらず本当に見え、動揺し
となーながギョロっと死んだ魚の様な目であっきぃの顔を見る
となーなの目に見られ、慌てて側に居たぷりっつの名を口から吐き出す
こうたろうは物静かにこの場を静観視している
とヒグラシに負けぬよう、けれど四人に聴こえぬようにぷりっつに呟く
かあいいちゃんの手があっきぃの袖へと伸びる
そして掴まえた、逃がさないように強く握り絞める、さらになーなの手もあっきぃの袖へ伸びる
暗黒微笑を浮かべながらあっきぃの袖を力いっぱい握る女子@妹子の怖さと比にできるなら、この先に待ち構える奴ほどと同じぐらいなのだろうか
と、そんな事を思っていたらあっきぃの顔がサッと青ざめ、口角がピクピクと上がって、『顔が引きつる』という表情と全く同じで、まるでお手本だ。
そうしてあっきぃは暗黒微笑を作っている彼女達に向かって
とあっきぃに向けて怒っている彼女達に言えるのはただの一言、それだけだった。
そして、彼、彼女達は路地の最奥の物語に関わっていくのだろう、六人がその事に気付くのは………
☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。