◯◯side
朝起きると、もう北人はいなかった。
リビングには何やら置き手紙。
読んでみると、
「おはようございます。体調どうですか?
冷蔵庫にご飯作っておいたので
食べられそうなら食べてください。」
だって。
気遣いできる上に料理もできるんかい、笑
なんか可愛いお顔をしてるのにハイスペで
思わず笑ってしまった。
なんか…帰りたくないな…
北人みたいな人となら幸せになれるのかなとか
考えてしまった。
いかんいかん
とりあえず、作っておいてくれたご飯を食べた。
私より上手な気がする…笑
なんか悔しい…笑
ふとした時に北人のことを考えてしまっていることに気付く。
そんなわけ…ないよね…笑
私には…彼がいるん…だよ…ね、?
それとも…形だけ?
なんだかもうよくわからない。
北人の家に来てしまった私も彼と同類なのかな、笑
next…
◯◯の彼が明らかに…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。