遅い。
全然帰ってこない。
はぁ…めちゃくちゃ心配してるんだけどなぁ?亜嵐君。
彼女の◯◯は、会社の飲み会があるらしくて
今日は深夜まで飲むみたい。
絶対に断れない相手みたいで
もうめちゃくちゃ嫌だったけど渋々OKした。
なんせほとんどが男の人なんだってさ。
そりゃそうだろうけど…はぁ。
ガチャッ
ドア越しでもわかる。
絶対酔ってるじゃん…
そう言って俺の右腕に自分の両腕を絡ませてくるこの人。
酒臭いとか言えばこんなに小さくシュンとなっちゃってさ、本当ずるいよね。
こんな可愛いと、亜嵐君怒れませんけど。
耐えろ、耐えるんだ…。
酔っててフラフラしている◯◯をしっかりホールドオン
そう言って顔を上げた◯◯
そう言って俺の胸に顔をグリグリ押し付けてきた。
end.
なんか今回の没です…🙇♀️
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!