って…
そんなんできるか!ってなるよね?普通…
恋愛というもの知らなかった私に
まさかのモテ期到来。
ハグとかキスとかしたことないんだよ?!
低の低のレベルなんですよ?!私!!
それに全員イケメンって…もはや高嶺の花になった気分、?
え、そんなん私、調子に乗っちゃうよ??
って、そんなこと言ってる暇なんてなくて…
え、私どうしたら…いいの?
えーっと…
誰かこの状況を助けてくださいぃぃ。
陣さん、陸さん、リキヤさん…ありがとおぉおう…
今日の収録はなんとか終わって
(4人による視線はものすごかったというのは言うまでもない)
皆さんもそれぞれ帰っていって、私も無事帰宅。
このときの私は、これからの4人によるアピールに圧倒される日々を過ごすなんて思ってもみなかった…
例えばこんなある日、
またある日は…
こんな日は…
そしてこの人は…
個性の強すぎる4人に
なんか心も体もヘトヘトに…アハハ
モテる女は皆、こんなに大変なの?!
私◯◯は感心しております…笑
in壱馬さんとのデート???
(自分でデートって言うのなんか照れる…)
壱馬さんが自分の車を出してくれて
まさかのドライブデート…照
緊張して死にそうだけど…笑
車が出発して、1日で色んな所へ連れていってもらえた。
(急に雑…🙏)
車を降りた時にはさりげなく道路側を歩いてくれたり…
私が疲れないようにって、
私のゆっくりなペースに合わせてくれたり…
一緒にご飯食べて…
映画を見て…
お買い物もして…
本当に最高な日になった。
そして私はやっぱり、
壱馬さんが好きなんだって改めて気づけた。
もっともっと好きが増した。
だから、今日その想いを伝えたくて。
信号待ちをしているその横顔はやっぱり素敵で。
そう言って、左手で私の頭を優しく撫でた。
違う。
そんなことを言ってほしかったんじゃない。
思いきって出した声は小さくて、
走り始めてしまったエンジンの音に見事にかき消されてしまう。
こんな沈黙すら待っていられなくって、
彼の袖を引っ張った。
でも…こっちなんて見てくれない。
もう手遅れかななんて思ってしまったけど…
グッと腕を引き寄せられたときには
車はもう家の前に着いていた。
言えなかった想いを今すぐに…
すると、右手で後頭部をグッと引かれ…
小さく頷けば、綺麗な夜空の下で重なった私達。
この顔に、俺はもう
誰にも譲らないと決めた。
end.
(リクエストがあれば、
付き合った後の番外編書いちゃうかも…??😎)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。