第13話

13.
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2019/04/16 10:57
あれから1年

あの日、アバンティーズのみんなは祝福してくれた。
けど1年がたって俺はそらとなんか気まずくなっていた。
今、リビングにいるのは俺とそらの2人だけ。
聞くのは今しかないのかな、、
エイジ
そらー
そらちぃ
なに?
エイジ
なんか、俺した?
そらちぃ
何、急に?!笑
エイジ
いや、俺の勘違いだったら本当に申し訳ないんだけどさ、、最近俺とそら気まずくない?
そらちぃ
うん。
エイジ
やっぱ、?
そらちぃ
まー、気まずいというか、、
エイジ
ん?
そらちぃ
えいちゃんが気づいてあげないからかもな。
エイジ
え、?どういう意味?
俺が、気づかない?
もしかして、そら、俺が抜け駆けしたから怒ってるとか、?
そらちぃ
お前、最近あなたのこと放ったらかしすぎ、見ててあなたが可愛そう。
エイジ
え、、、?
そらちぃ
お前、あなたと付き合って隣にいることが当たり前になりすぎてあなたの気持ちここ最近なんも考えてあげてねーだろ?
そっか、、、。

あの日から1年がたって俺は最低な男になってる事に気づいた。
好きな人と結ばれるなんて奇跡の中の奇跡なのに、俺は付き合った日から両思いになるなんて当たり前の事だと感じてしまっていた。
だからあなたの優しさに甘えて色んな所に遊びに行ってた。
エイジ
ごめん、、今気づいた。
そらちぃ
あなた、えいちゃんがいない間寂しくて悲しくて辛いくせにずっとえいちゃんのこと信じて待ってたんだぜ?
エイジ
そー、だったの?
そらちぃ
うん、
だから俺があなたにえいちゃんなんかと別れて俺にしろよって言ったんだ。
そしたら、私はえいちゃんが好きなことしてる時の幸せな顔を見るの好きだから私はこのままでもいいよ?って。
エイジ
そんな、(´;ω;`)
そらちぃ
けど、あなたの顔は悲しい表情をしてた。
そらちぃ
1年たっても何年たってもあなたのこと幸せにするんじゃなかったのかよ!
エイジ
ごめん、
そらちぃ
えいちゃん?
今、あなたのこと幸せに出来るのはえいちゃんしかいないんだからな?
エイジ
うん、そーだよな。
俺、最近間違った生き方してた。
そらちぃ
はやく、あなたのとこ行ってやれ。
エイジ
そら、ありがとう
そらちぃ
おう、、
そらは笑顔で言ってくれたけど、どこか悲しい表情をしてた。
多分それは、あなたを好きな気持ちを押し殺して俺に希望をくれた優しさからかもしれない。
そらの分まであなたを幸せにしたい、、いやする!
ごめん、あなた。もう離れたりしない、悲しい思いさせない。だからもう一度俺の所に来て欲しい。

そう願いなから俺はあなたの部屋の前まで来た。

ガチャ
☁️ (( 明日で完結です໒꒱

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