ねえ、ホントに何で知ってるの此奴
なんか見たことあるような
気もするんだけど...
思い出せない!
ちょ、貶されたんだけど
ダンダンダンっ!
すんごい足音が聞こえたかと思うと
背の高い男が2人入ってきた。
意味がわからない
3人とも背高いし
なんか怖いんだけど...!
は?
今いとこって言った?
なんか聞いた事あるような...
考えること数十秒...
そうだ!
私には同い年のいとこがいたのだ
此奴...
部員たちに私が
元マフィアってバレたら
どうするつもりなんだよ!?
まあ幼少期にノリで
正体バラした私も悪いけど!
私はバスから京治くんだけ
連れ出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小さい頃の私よ...
何故いとこなんぞに
私の大事な情報を漏らした。
京治くんは
私を見て笑ってくる。
自分でも驚くほどの
ビックボイスをだした気がする。
なんかめっちゃ元気な人が
私に声をかけてきた。
こっちのトサカさんも
身長高いし目付き悪いし怖
そんな私に気付いたのか
私にそういう京治くん。
でも傍から見たら
大男に囲まれてるチビ女子だよ?
誘拐シーンにしか見えないよ
いきなり呼び捨て...
なんかこっちは胡散臭
まあでも悪い人ではなさそう
面倒臭いけど
潔子さんたちいるし早く行こ!
私は3人と別れ、
女マネが集まる部屋へと急いだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。