何でこの子
一切の動揺もしてないの!?
温泉の方からは
声が聞こえる。
気づかれてたの!?
ガララっ!
1番来られたくないのが来た!!
ガチでこの人、
何しですかわかんなくて
怖いんだけど!?
太宰さんは一歩づつ
歩みを進めてくる
影山くんが私の前に出た。
なんていい子なんだ!!!
ガララっ
中也さんが慌てて
温泉の方からやって来た。
私はそう言い放ち
浴場から出ていった。
以下省略
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まじで色々危なかった...笑
ピコンッ
私は携帯に視線を落とす
あんまり関わりたくないので
適当に返信してたら
電話がかかってきた。
プツッ
しょうがない、
面倒だけど行くか…
私は赤レンガ倉庫へと向かった。
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倉庫につくと
早速みんなの姿が見えた。
だってでっかい巨人集団だもんw
でも私はその巨人集団よりも
あるものに目がいった。
私は彼らに声をかけた。
とか思ってたんだけど
返ってきたのは
予想外すぎるわけの分からない
言葉だった。
その時私は気づいた。
彼等の中には
私に憎悪の顔を向ける者、
罵声を浴びせてくる者、恐怖でなのか
座り込んでしまっている者がいる事に。
どうやら侑に胸ぐらを掴まれるまで
呆気に取られて動けなかったようだ。
治が慌てて止めてくれたが、
私にはこの状況が呑み込めない
まるで悪魔を見るような
目で私を見つめる彼等。
姫奈が口を開く
思わず大声を出してしまった
大泣きして
侑に泣きつく姫奈。
皆が私に冷たい目を向ける
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。