風磨side
朝、目が覚めると中島ァの家だった。
そりゃあそうだよな。俺、ボコボコにされ
中島ァに泊まっていけって言われそのままだったもんな。
全く治ってねーけど言った。
おいおい、子供じゃねーんだしよ……(^_^;)
完璧に目が泳いでたもんな。
こりゃーデートだ( ̄∇ ̄)
いや待て、コイツの目、ガチだ。
笑ってなかった。
めんどくせーな…。
どーせ親からのお願いだろ?中島さん。
🏥
どんだけ過保護なんだよ…。( ̄▽ ̄;)
お前は、俺の親か!
いや、親でも入らねーぞ?笑
〈菊池さーん〉
とりあえず診察受けてくるか。
俺は先生の話に耳を疑った。
〈念の為、検査をしますので〉
俺は静かに部屋を出た。
何も知らない中島ァは「大丈夫だった?」を何度も、何度も聞いてくる。
こんなに暗いのに大丈夫な訳ねーだろ。
バイトは?どーすんだよ…。
大学は?どーすんだよ…。
俺は大学の事、バイトの事
家の事いろんな事を頭の中で考えてた。
診察受けてんだからそりゃ何か言われるよ。
俺は中島ァに言われた事全て話した。
中島ァの後ろ姿は来た時よりも暗く感じた。
荷物持って来てもらおうと頼もうとしたけど
中島ァのヤツ検査入院だっつーのに泣いてやんの。
だからからかおうとしたけど、出来なかった。
無理やり笑ってたし、これ以上無理させたくなかったし。
本当は「お前こそ頑張れよ」って言いたかったけどやめといた。笑
その後、バイトの店長や大学の先生に連絡して了解を得て部屋でゴロゴロ過ごした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。