第3話

抗い
112
2018/05/04 03:06
神谷光紀
神谷光紀
修学旅行の班を決めます
学級委員である神谷くんが修学旅行の説明を終えた。
中3になった私たちだが、クラスは全く変わっていない。
そのため、今日もいつも通り私の席の前後(賢也とコノ)はうるさい。
誇音
誇音
ゼッタイイヤダね!!
賢也と同じ班なんて、まだコモドドラゴンのほうがマシよ!!
美琴
美琴
(…コモドドラゴン?)
賢也
賢也
はぁ!?俺、人だし!!
ボッチ嫌だし!!
確かに、コモドドラゴンと人を比べちゃダメだよね…笑笑
神谷光紀
神谷光紀
うるさい。
芳賀は俺らの班に入るよな?
美琴
美琴
うん。ユカもでしょ??
結日
結日
もちのろん☆
というわけで、5人は決まった。
のだが…
神谷光紀
神谷光紀
あと一人…
結日
結日
転校生くんは??
そう。この間、私達のクラスに転校生が転入してきた。
名前は─
美琴
美琴
えっと、暁月くん。
班はもう決まってるかな?
暁月政成
暁月政成
いいや、まだなにも
美琴
美琴
じゃあさ、私達の班に入ってくれないかな?
暁月政成
暁月政成
わかった、入るよ。
美琴
美琴
ありがとう!!
というわけで、意外とあっさり決まった。
班長は学級委員を務めている神谷くん。
副班長兼会計の私。
食事は実家がラーメン屋の暁月くん。
入浴は学習のジャンケンで負けたユカ。
そして学習が賢也とコノ。
誇音
誇音
さーいーあーくー!!
なーんであんたと一緒なのよ!!
賢也
賢也
うぇーい☆(゜∀゜)
早速喧嘩かい…
2人が同じ係でよかったのだろうか…
結日
結日
なんで…あんなリア充たちに…((怒
誇音
誇音
リア充じゃないわっ!?
神谷光紀
神谷光紀
ごめん、芳賀。
これさ今日中らしいんだけど。
それは行動計画予定をまとめた紙だった。
京都の班別行動で行きたい場所は決めたのだが、金額の計算はまだだった。
美琴
美琴
うそっ!?
神谷光紀
神谷光紀
いや、先生に頼んで延ばして貰ったけど、それでも明日までだから今日の放課後できない?
美琴
美琴
うん、多分大丈夫。
(あー、またお母さんに怒られる…)
賢也
賢也
え!なに??放課後!?
ごめん、サッカーだわ
神谷光紀
神谷光紀
お前は誘ってない。2人で充分だ。
てか、お前らいても邪魔。
落ち込む賢也。
でも、神谷くんが言っているのは確かだ。
神谷光紀
神谷光紀
じゃあ、よろしく
美琴
美琴
わかった。
─放課後

教室に残るが…
神谷光紀
神谷光紀
ダメだ…
やっぱりネット環境が無いと
美琴
美琴
そうだね…
神谷光紀
神谷光紀
よし、帰るか。
美琴
美琴
えっ!?
神谷光紀
神谷光紀
家のほうが進むだろ。
神谷くんの家…?
ちょっと、いきなりすぎて脳が追いつかない。
美琴
美琴
お邪魔していいの?
神谷光紀
神谷光紀
おう(?)
行くぞ?
美琴
美琴
あ、うん…!
私は心臓をバクバクさせながら、神谷くんの後ろを歩いた。
母に怒られたって良い。
自分の幸せがここにあるから。
















──私は初めて、母親に抗う。

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