ーモトキsideー
男子でも女子でも…
恋しているなら分かるであろうこの気持ち
好きな人との電話は緊張するし変な事を話してしまいそうになるし(((
気持ちがごっちゃごちゃになる
そんな緊張感が俺の中に走っている最中スマホが鳴った
誰だよこんな時に…何て思いながらスワイプするとあなたからだった
何となく嫌な予感がした、したけれど無視する訳にもいかずLI○Eを開いた
🤍 モトキごめん電話出来ない!!
あんなにメッセージ送ったのにw
というメッセージと共にごめんねというスタンプが送られていた
💗 全然大丈夫w
また今度電話しよー
と気を紛らわせる為に送った
🤍 ほんとにごめんッ!!
そーだねまた今度(*´˘`*)
とあなたからも直ぐに返信が来た
💗 じゃあまた学校で(👋´ ˘ `)
と送って俺はすぐさまベッドに寝転がりスマホの電源をOFFにした
これ以上見たくなかった
あなたが俺の事を友達だと思ってるって分かってた
だから今日の電話で言おうと…そう決めていた
あなたはきっとシルク先輩が好きなんだって…心のどこかで分かっていた
そして先程来たダーマからのLI○Eで確信した
シルク先輩とあなたは両思いなんだって
お互い鈍感で気づいてないだけだって…
「俺にチャンスなんて最初から無かったじゃんか…w」と歪む視界の中天井を見つめて言った
俺の初恋は甘くて苦くて…癖になるようなそんな味で終わった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!