ー あなた side ー
10 : 55 に待ち合わせの駅へ到着
『 着いたよ !! 』とメールをするものの既読がつかない
駅の近くを歩いて回ってみると人だかりを見つけた
有名人とか … ??
少し近寄ってみると同じ中学の制服が見える
「 同中 … 何やってんだ、? 」 そう呟きながら私は人だかりに近寄る
するとその中心には見覚えのある顔があった
目が泳いでいて冷や汗がダラダラ垂れている
「 うわ、絶対マサイじゃん 」 と言って私はもう少し近付いた
すると会話が聞こえて来て『 マサイ先輩デートしませんか 』とはっきり聞こえた
いやいやマサイは今から私と遊ぶんだから (((
私は態と大きい声で 「 あ、マサイ ー !! 」 と呼んだ
振り返るマサイと周りの女子達
マサイは救世主が来たかの様な顔でこちらを見ていて
それと反対に女子達は冷めきった目でこちらを見た
うわぁ … 私の場違い感半端な ←
「 ま、ってる人来たからまた … ね 」 とマサイはぎこちなく笑って女子達に言った
「 いや … え ? 」 と女子達は戸惑っていて私の方を睨んでいる
そりゃあ … イケメンで有名な先輩と私が一緒に居るのは不釣り合いだと
そんなん分かってるわ ←
「 マサイ先輩 … 少しお時間ありますか、? 」 と1人の女子がマサイに聞いた
ねぇ聞いてたかな ??
待ってる人来たってマサイ言ったじゃん ??
それが私なんだよな ←
「 あ ~ … 5分ぐらいなら、、 」 とマサイは困り顔で答えた
マサイは私に目でごめんと訴えてきた
「 じゃあ私そこら辺で待ってるよ 」 と私はマサイと女子に言った
「 いや用があるのはあなたちゃん何だよね ~ 」 と不敵な笑みを浮かべ女子が言った
「 マサイじゃなくて、? 」 と私は一応女子達に確認をする
「 うん … あなたちゃんに言いたい事があるんだ ♡ 」 と女子に言われ
素直に女子達に着いて行き駅のロータリーから見えない位置に来た
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。