第12話

7、第二棟の奇妙な音
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2020/05/12 02:57



第一棟の病室の一部屋。

そこには一棟患者達が
集まっていつものように談笑してる
その中の一人、水晶雫は、とある話をしていた


_水晶@スイショウ__雫@シズク_
水晶スイショウシズク
…あのね、私、実は
この施設内にお姉ちゃんがいるの
_亜宝@アホウ__舞愛@フア_
亜宝アホウ舞愛フア
お姉ちゃん?
_紅月@アカツキ__白夜@シヨ_
紅月アカツキ白夜シヨ
…もしかして、その人は
第二棟の方なの?
_水晶@スイショウ__雫@シズク_
水晶スイショウシズク
え、なんで分かったの!?
_如月@キサラギ__桜華@オウカ_
如月キサラギ桜華オウカ
あ、あのあの
前に研究員さんの話を白夜ちゃんと
聞いちゃって…
_夢楽咲喜@ムラサキ__明日美@アスミ_
夢楽咲喜ムラサキ明日美アスミ
その…お姉さんがどうしたの?
_水晶@スイショウ__雫@シズク_
水晶スイショウシズク
あ、そう…そのお姉ちゃんがいる
第二棟なんだけど…前に聞いたの
あの棟から誰かの叫び声と甲高い音…
_紅月@アカツキ__白夜@シヨ_
紅月アカツキ白夜シヨ
誰かの叫び声…!?
_水晶@スイショウ__雫@シズク_
水晶スイショウシズク
声的には…男の人みたいな、
けど何かに怯えるみたいな声で…
_夢楽咲喜@ムラサキ__明日美@アスミ_
夢楽咲喜ムラサキ明日美アスミ
なにそれ…
雫ちゃんの話の内容…それは第二棟からの
不審な音のことだった

突如話された内容まるで怪談みたいで
半信半疑になりながら聞いていたの
_水晶@スイショウ__雫@シズク_
水晶スイショウシズク
甲高い音もね…なんだろう
何かを叩きつける音、というか…
_如月@キサラギ__桜華@オウカ_
如月キサラギ桜華オウカ
それが…第二棟から…?
_紅月@アカツキ__白夜@シヨ_
紅月アカツキ白夜シヨ
けど、聞いた感じ第二棟も
患者のいる隔離場所なのでしょう?
けどそんな音があるって…
_亜宝@アホウ__舞愛@フア_
亜宝アホウ舞愛フア
第二棟…で何が起こってるんだろ?
_水晶@スイショウ__雫@シズク_
水晶スイショウシズク
分からない、けど…
_夢楽咲喜@ムラサキ__明日美@アスミ_
夢楽咲喜ムラサキ明日美アスミ
やっ辞めてよ、怪談話にしても
やりすきじゃない…?
_水晶@スイショウ__雫@シズク_
水晶スイショウシズク
違うよ!ほんとに…聞こえたんだもん
甲高い音と誰かの叫び声。
まるで第二棟には怪物がいるかのような感じだった

雫ちゃんの話が本当なら、何が起こっているのか…
舞愛含む、皆は怖くなっていた
_亜宝@アホウ__舞愛@フア_
亜宝アホウ舞愛フア
雫ちゃんのお姉さんって
その…第二棟にいるんだよね
それって危ないんじゃ…
_紅月@アカツキ__白夜@シヨ_
紅月アカツキ白夜シヨ
…そうよ、仮にその音が本物なら…!

雫ちゃんは静かに頷いた
_水晶@スイショウ__雫@シズク_
水晶スイショウシズク
うん、お姉ちゃんが危ない
かも知れないの…
_如月@キサラギ__桜華@オウカ_
如月キサラギ桜華オウカ
けど…ほら、それってあくまでも
予想だし…きっと大丈夫だよ…!
_水晶@スイショウ__雫@シズク_
水晶スイショウシズク
そうかな…
みんながそれぞれに考え込んでいた矢先_


第一棟内に放送が鳴り響く
『ピーンポーン ジジッ 呼び出しを行う
第一棟、No.1 No.1
これから検査を行う、
直ちに病室へ戻り待機するように_繰り返す』
_夢楽咲喜@ムラサキ__明日美@アスミ_
夢楽咲喜ムラサキ明日美アスミ
びっ、びっくりしたわ…
_紅月@アカツキ__白夜@シヨ_
紅月アカツキ白夜シヨ
第一棟No.1って…
舞愛ちゃんじゃない?
早く戻らなきゃ!
_亜宝@アホウ__舞愛@フア_
亜宝アホウ舞愛フア
そっか!早く行かなきゃ…!
_水晶@スイショウ__雫@シズク_
水晶スイショウシズク
あわわわ…、それじゃあ
また明日話そうね!
_如月@キサラギ__桜華@オウカ_
如月キサラギ桜華オウカ
またね、舞愛ちゃん…!

みんなはそれぞれ、バタバタと帰っていった
舞愛も部屋に戻る

舞愛の頭の中には、先程の話がよぎっていた
第二棟の謎の音、それは何を意味しているのか


舞愛には予想もつかなかった、けど…
どことなく恐怖感が拭えなかった_

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