第34話

⛄️🧡
462
2021/06/21 00:52
あなたside


車に乗ってから康二はずっと無言で、
でもなんか言いたそうにずっと親指を口元に当てていた。
桜木(なまえ)
桜木あなた
康二ごめんね…。
康二
康二
桜木(なまえ)
桜木あなた
康二…紫耀くんとは
約束してた訳じゃなくてね
さっき突然お店に来たの。
康二
康二
…じゃあなんで2人でいるん?
お店でバイバイしたら良かったやん
桜木(なまえ)
桜木あなた
それは…
康二
康二
俺より紫耀の方が良いって思ったから一緒におったん?
桜木(なまえ)
桜木あなた
違う!!私は康二しか見てない。
康二
康二
それならなんで…


本当は誕生日当日まで内緒にしておきたかったけど
誤解されたままは嫌だし何より康二が辛くなってしまう。
これは言うしかない…。






桜木(なまえ)
桜木あなた
康二、来週誕生日でしょ?
私まだ出会って間もないから
紫耀くんに何が良いか聞いてたの。
はじめての誕生日…喜んで欲しいから。
康二
康二
…え、そ、それで一緒に?
桜木(なまえ)
桜木あなた
うん…。
結果的に悲しませちゃったけど。
ごめんね?
康二
康二
あぁ〜〜もぉ。
こっちこそほんまにごめん。
俺のためだと思わんくて。
不貞腐れてごめんな?
桜木(なまえ)
桜木あなた
ううん。私のせいだから。
誕生日当日楽しみにしてて。
康二
康二
もちろんや!
あかん、誕生日楽しみすぎてニヤけてまう
桜木(なまえ)
桜木あなた
可愛い☺️



誤解も解けたところでそのあとは2人でドライブの続きをした。












紫耀side


2人と別れた後翔太君の元へ戻った。
紫耀
紫耀
良い服見つかった?
翔太
翔太
おぅ、センス良くて3着買っちゃったわ。
紫耀
紫耀
良かったね。
翔太
翔太
あれ?なんかあった?
紫耀
紫耀
あなたちゃん、本当にじーこのこと好きなんだなって思って。
翔太
翔太
お、おい!なんで泣いてんだよ。
え、なに泣き?
紫耀
紫耀
え…
自分でも気付かないうちに涙がでてて…

大切なじーこのこと幸せにしてくれるって思ったから。















いや、違う…




































俺が入る隙なんて微塵もないってわかったから。





翔太
翔太
大丈夫か?
紫耀
紫耀
うん。大丈夫。
俺あなたちゃんのこと諦めるね。
翔太
翔太
そっか、まぁ次頑張ろうぜ。
紫耀
紫耀
ふふっ。ありがとう。笑
翔太
翔太
俺も頑張るって決めたから。
紫耀
紫耀
え!?
翔太
翔太
ふっ。帰ろうぜ。
紫耀
紫耀
え、待ってよ、頑張るってなにを〜



その後翔太君の口から聞き出すことは出来なかったけど
何かを頑張るみたいだから応援しよう。





じーこ…良い人見つけたな。
俺もいつかそんな人見つけるぞ〜!

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