第2話

ちなみに……
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2021/07/07 14:15
不死川 実弥
ちなみに、お前って記憶とかあんのかァ?
あなた
無い
懐かしい気がするからここに来た
あなた
生きてたときの記憶を思い出して、さっさと成仏して……
はやく生まれ変わりたい……!
不死川 実弥
見た目とおんなじで単純な頭だなw
「ぷっ」と吹き出して笑うアイツをぶっ飛ばしてやりたいのだが?



その前に、
あなた
単純とはなんだ、単純とは
あなた
だったら、そっちの方はどうなんだ?
望みとか野望は無いのか?
この顔で、あの性格だから『ねぇよ。』とか言いそう。


それか、なんか『今で充分だ』とか


でも『○リキュアになりたい』だったら絶対笑う自信あんだけどwww

不死川 実弥
なにニヤケてんだよ。
どうせお前のことだ『○リキュア』になりたいとか考えて1人で笑ってんだろ
あなた
なぜバレた?
不死川 実弥
顔に書いてる
あなた
はっ、嘘を吐け
んな訳……



────本当に書いて無いよな……?



不死川 実弥
今、心配なっだろォ?
顔に書いてはねぇよ
アイツは一言「安心しろォ」

そう言ってきた。



(私をなんだと思ってるんだ、アイツは……!!!)




まぁ?わたくしあなたの下の名前様は?


大人ですからぁ??そんなのでイラつくワケ?



ありませんからぁぁ?!?!




あなた
で、なんだ?
ほら、私優しい!!

超優しいじゃぁ、あぁりますぅぇんかぁ??


さっきのことをキレることなくぅ?

冷静かつ、優しい言葉で返すなんて、素晴らしいにもほどがあるじゃないですか~!!


HAHAHAHAHA!!!


不死川 実弥
まぁ、願うなら
家族に幸せなってほしい。
あなた
はぁ、、、(納得)
真面目な顔で言うと、そっぽを向き顔が紅く染まっていた。


そういうところを見るとなぜか安心する。
これは生前の記憶に関係してるのかもしれないな。


あなた
───ありがとう。
不死川 実弥
なにがだ?
あなた
いや、何でもない




───やっぱりここに住もう




そう私は心の中で宣言する。






すると、アイツは時計を見て「明日早いから」と電気を消して寝にはいる。



不死川 実弥
あ、お前は幽霊だろ?
寝るのか?
あなた
寝なくても大丈夫ってだけで、私は『寝る幽霊』だ。
あなた
安心しろ!!
私はこの体制で寝れるから
眠そうに欠伸をしたあと、「そうかァ」

それだけ言って本当に寝た。






あなた
あ、お休みなさい。
これからよろしくな。

(聞こえてないだろうがな)

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