「ぷっ」と吹き出して笑うアイツをぶっ飛ばしてやりたいのだが?
その前に、
この顔で、あの性格だから『ねぇよ。』とか言いそう。
それか、なんか『今で充分だ』とか
でも『○リキュアになりたい』だったら絶対笑う自信あんだけどwww
────本当に書いて無いよな……?
アイツは一言「安心しろォ」
そう言ってきた。
(私をなんだと思ってるんだ、アイツは……!!!)
まぁ?私あなたの下の名前様は?
大人ですからぁ??そんなのでイラつくワケ?
ありませんからぁぁ?!?!
ほら、私優しい!!
超優しいじゃぁ、あぁりますぅぇんかぁ??
さっきのことをキレることなくぅ?
冷静かつ、優しい言葉で返すなんて、素晴らしいにもほどがあるじゃないですか~!!
HAHAHAHAHA!!!
真面目な顔で言うと、そっぽを向き顔が紅く染まっていた。
そういうところを見るとなぜか安心する。
これは生前の記憶に関係してるのかもしれないな。
───やっぱりここに住もう
そう私は心の中で宣言する。
すると、アイツは時計を見て「明日早いから」と電気を消して寝にはいる。
眠そうに欠伸をしたあと、「そうかァ」
それだけ言って本当に寝た。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!