アイツを追って部屋に入ると、私と同じぐらいの年の子ぐらいの男子の胸ぐらを掴んで
窓の外に男子を出していた。
もちろん男子は泣き叫ぶ。
他の子供は下を向いて震えてた。
中には堂々と寝てるヤツや、部屋から出て誰かを呼びに行くヤツ……と色々いた。
私が声をかけるまえに、天女が不死川に声をかけた。
カナエの後ろには息を切らした男子と女子がいた。
そいつらは教室から出ていったやつらだった。
多分、臨時的な団結力だろうが。
不死川はバツが悪そうに「ケッ」と舌打ちしたら、我妻ってヤツにギロリと睨んだあと、クルッと向きを変えて地面に落とした。
こんなヤツに捕まるとか、絶対アイツろくなことしてないだろ。
****
正直授業というものが、まったくわからなかった。
ぽけーっとしていると、外からカナエが手を振ってこっちに来いと合図していた。
うっわー、
こいつ怒られるってわかってるから、なんか少ししょんぼりしている。
この絵面すげぇ面白いww
長かったのでカーット!!
優しいだけじゃなく、厳しい部分もある。
カナエは素敵ってヤツなんだな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!