学校にるぅちゃんのグッズを筆箱につけてたら
女の子に笑われた…。
しかもその子話した事も無いのにLINE追加された子
勝手に…。
僕の筆箱だって気づかなかったんだろうね。
だって僕、そんな雰囲気放ってないもん。
だからって人の筆箱笑わないでよ。
推しを笑わないでよ。
なんで笑ったの?
学校でも推し事しちゃダメなんですか?
学校でも癒しが欲しいって思っちゃダメなんですか?
本当に辛い…。
後ね、「R」っていうキ~ホルダ~を筆箱につけてたの。
そしたら先生に「これは要らんやろ?」
って言われて、わかってるよ?
でもさ、上から目線では言わないでほしい…。
もうさ、それが嫌で嫌で…筆箱変えた…。
黒色に。元々黒なんだけどね。
学校で推し事はしちゃダメなんですか?
だったらそういう校則作って下さい。
それだったらいいですよ。
校則にないですから。
「学校で推し事はしちゃダメ」
「キ~ホルダ~を付けちゃダメ」
僕にとってそのキ~ホルダ~は思い出でもあるし、お守りでもある。
上から目線で言われるのがすごく辛かった。
学校辞めたいと思った。
そう言えばさ、皆って高校決まった?
僕はまだ。
ママに「女子校はどう?」って言われた。
通信でも良かったけどね。
女子校で、そこ調べたら「いじめがある」って目にしちゃって、怖かった。
でも口コミ見たら「いじめはない」って。
どっちを信じたらいいんだろうね。
はぁ。
人生って何のためにあるんだろ…。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。