"死んでも諦めない"
やっぱり私は君が嫌い。
大っ嫌いだ。
似すぎてるんだよ。あいつに。
弱いくせに何度も何度も立ち上がって
大事なもん全部背負って
負けらんねぇって。
バカは所詮馬鹿。
どう足掻こうが努力しようがどうにもならない。
仕方ないこと何だよ
だから自分の地位を理解して強者に従うのがいい生き方ってもんでしょ?
ちがう?
真君は人を魅了する才能があった。
だけど欠けていた
弱すぎた
私の頭をぐしゃぐしゃに撫でて
斬れた口の血を手で擦る真くん
あの頃は楽しかったなぁ。
皆笑ってた
誰も泣いてなかった
ココも私もいぬぴも
赤音ねぇちゃんも。
隣から懐かしい声がした
だけどそこには誰もいなくて
.
私は何処で道を外してたんだろーね。
イザナ。
うちらはなんも変われてないよ。
大切な者亡くして
傷ついて
ずっと過去にしがみついて
思い出に溺れてた
うちらの夢って、
本当にいい未来なのかな、?
私と君が出逢ったのは運命だったのかもしれないね。
真くんによって惹き付けられた私達。
間違った世界を正そうって誓ったよね。
だけど本当に間違っていたのは
私達じゃないのかな。
.
そういって振り上げた腕は稀咲に届くことなくとまり
後ろには
龍のタトゥーの龍宮寺堅と
無敵のマイキーが立っていた
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遅くなりました
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。