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椅子に座って背伸びする。
たった今、太宰さんが貯めに貯めていた書類を全て片付けた所であった。
話しかけてきたのは乱歩さん、
私の彼氏である
つい2週間程前に付き合い始めた__
なんて訳では無い。
付き合い始めて3ヶ月程だ。
それでもまだまだなのだろうけど……
実を言うと、業務終了時刻はとっくに過ぎている。
社長と国木田さんに許可を得て、残業していたのだ。
正直太宰さんには困ったものだ……(苦笑)
乱歩さんは、手伝いこそしてくれないものの
終わるまで待っていてくれていた。
それだけでも凄く嬉しいんだけどね。
満面の笑みで云う乱歩さんに、
はいと私は返事して、急いで帰る準備に取り掛かった。
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ほっぺを膨らませ乍云う乱歩さん。
そう云うと乱歩さんはんー、と考えて
と云った。
少し予想外だったので驚く。
うっ。
其れは困る。
何せ私は大の甘い物好き……
そう云い乍走って行く乱歩さん……もとい、乱歩。
最初は敬語を外す事殻始めて、
之殻私達の恋は段々と進展して行くのだろう。
その事を少し楽しみにし乍、
私は彼を追い掛けた
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※伽羅崩壊して鱈教えて下さい!←
其れと読め無いと楽しめないなので、振り仮名を多めに付けています。
読め無い!ってところがあったら振り仮名を付けますのでお申し付け下さいな☆
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!