第4話

第4話「Shadow」
167
2019/08/02 14:51
期限まで5日、午後23時
新宿にあるバーの店内

カウンターにはターゲットの男

マスター)いらっしゃい、いつものかい?
孝)おう。(慣れた感じで)

ターゲットの男
月野組の頭、名前は眞宮 孝明。
前の頭を蹴落として、新たな頭として立った男いわゆる乗っ取りだ

組が経営する店を回りきった後、護衛を置いて馴染みであろうこの店に一人で訪れていた

志)ここが、奴の馴染みの店か...趣味はいいな。
(カウンターの端に座って見張りながら)

店内にはJAZZが流れ、落ち着いた雰囲気のあるいい店だ こんな時でなければ俺も通いたくなるくらいに、、

孝)...マスター。
マスター)はい?
孝)....(マスターと小声で話す)

志)(ウイスキーをロックで飲みながら)
マスター)失礼。
志)?
マスター)あちらのお客様からです。
(ウイスキーのお代わりが置かれる)
孝)どうも、お兄さんw
(にこやかに、手を振りながら)
志)...どうも。(会釈)

向こうから接触してくるとは、
好都合なのか、なんとゆうか...

孝)見ない顔だよな、この店は初めて?
志)あぁ、いい雰囲気で気に入った。
孝)そうなんだよ!いゃあ、分かってくれて嬉しいねw
(嬉しそうに話しながら側に座る)

志)奢って貰って悪いな。
孝)気にしなくていいさw さぁ、飲もうぜ!
志)あぁ、いい出会いに乾杯。

さぁ、ここからが腕の見せ所だ。
そう意気込み、夜は更けていく、、

・・・・・

期日まで4日、午後13時30分
里津花の喫茶店
カウンター席に座って

里)情報、手に入れたよ。
(カウンターに資料を置いて)

志)早いな。(資料を確認しながら)
それで、ツキノジュエルの保管場所は見つかったのか?

里)うん、月野組は闇オークションを船上で開催してるみたいでね。その客船の航海記録を調べたら見つけたよ、埠頭の倉庫の中に月野組の架空会社が借りてる倉庫があった。

志)なるほど、その倉庫にオークションの品を保管して港で客船に積み込むのか。

里)でも、商品を保管してるってだけでツキノジュエルがそこにあるかは確かじゃ無いんだよ。俺なら貴重な宝石類は別の場所に保管するしね。

志)ふむ。(コーヒーを飲む)

カラン、カラン、

里)いらっしゃい...って、翼、大。
翼)手に入れてきたぞ。
大)翼、お前も持てよ。

ドサッとカウンターに荷物を置く

里)何を手に入れたの?
翼)暗視ゴーグルや懐中電灯。
大)その他もろもろ、な。

志)あぁ、十分だ。(荷物を確認しながら)
喜べ、作戦決行日が決まった。

翼)おっ、早速かw
大)いつ?

志)明日の夜、23時に埠頭の倉庫を狙う。
ただし、行くのは俺と翼だけだ。
里津花は退路を確保する為に離れた場所に大と待機だ。

翼)錠前師の腕前を披露する時が来たわけだw
里)分かった、よろしくね大。
大)こちらこそ。

志)そうと決まれば、ゆっくり休んで明日の仕事に備えておけ。


作戦決行日が決まり緊張感が増す、
彼らは無事にツキノジュエルを手に入れることが出来るのだろうか


つづく

プリ小説オーディオドラマ