- 直ぐに救急車で病院へ運ばれて
母:どうもありがとうございました
( 手当てと説明を終えた医者に頭を下げて )
あなた:………
母:頭を強打しとるけど特に異常は無し,出血は強打の時に切って出たものみたい
あなた:…そう……ですか……
母:大丈夫や,時期に目を覚ますわ( 微笑んで )
あなた:ッ……本当にすみませんでした……!!( 頭を下げて )
母:あなたちゃんって言うたかしら?治の彼女さん?
あなた:ッ…はい……
母:治は貴女を守れて悔いはないはずよ( 微笑んで )
あなた:ッ……!
母:せやからあんまり思い詰めないで…目を覚ますのを待ちましょう( 微笑んで )
あなた:ッ…はい……
あなたは泊まり込みで治の傍にいて
- 翌朝
侑:はよ
あなた:あ…おはよう侑くん( 微笑んで )
侑:まだ目覚まさんか
あなた:うん……( 眉を下げて )
侑:……心配なのはわかるけど無理したらあかんで
あなた:うん…ありがとう( 眉を下げて微笑んで )
治:…ん……
あなた:……?
侑:サム?
治:……何処や此処( 目を覚まして )
あなた:…!!
侑:病院や病院
治:?病院?
侑:お前階段から落ちて頭打ったんや
治:そうだったんか…心配掛けてすまんかったなツム
侑:俺は別に,それより…… 治:…てか
侑:?
治:……アンタ,誰?
( あなたを見てそう言って )
あなた:………え………?
- 二人の歯車が 狂い出す
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。