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第2話

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突然の出来事だった。
両親が居なくなってから、始めは悲しくて家に引きこもって目を腫らしていたけれど、おばあちゃんの優しさあって、15年間、平穏な日常を過ごしていた。
現在18歳になった私は、今までで、そしてきっとこれからの人生において最も理解出来ない状態にある。

静かで冷たいコンクリートに包まれた見知らぬ部屋。

部屋は違和感を覚える程静かで、何もない。

私は、部屋のど真ん中の椅子に縛り付けられて、身動きが取れない状態にある。
「ここは…一体…?」
周りを見渡しながら自然と口から出た言葉。

その言葉に反応したかのように、天井からテレビが現れた。


テレビに映る男性…顔は見えないが、声からして、私と同じくらいの歳であるように感じる。
《お目覚めかい…?天宿あまやど照美てるみ。》
スピーカーを通し、響く無機質な声。

きっと音声を加工しているのだろう。

とても、聞きにくく違和感を覚える声である。
「…ここは何処?貴方は一体誰なの?」
私はテレビを睨みながら男に問う。
《どちらも答えかねるな…。》
「なら、貴方は何がしたいの?」
《ほぅ…冷静だなぁ。嫌いじゃない。何がしたいか?それはこれから説明する。》
男がそう言うと、テレビの映像が代わり、私のように、コンクリートに囲まれた部屋の中で拘束された人々の姿が写っていた。
《これは君と同じ“参加者”だ。君達にはこれからゲームをしてもらう。
ゲームの内容は脱出ゲーム。
この建物から脱出したらクリア。
ルールは特に無し。
人を殺してもここでは法律は通用しないのでペナルティ無し。
ゲームクリア…せいぜい頑張るといいよ。》
説明が終わると、拘束が解け、正面の壁から扉が出現し、ゲームが始まった。