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第5話

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人形は不気味に笑い初めた。
「なっ、なんなんだよ…これ…」
有伝君は驚き、辺りを見渡す。
笑い声が止み、部屋が静寂に包まれると、私は元きた扉のノブを捻った。

しかし、扉は開かなかった。

仕方がなく、入って正面にある扉を開けた。

扉を開けると、そこには肖像画が飾ってあった。

肖像画は私達に言う。
「私は一体何なのか…。答えを知るのは仲間はずれ。」
「うお!?絵が喋った!!」
有伝君は驚いていたが、私はそれを無視して肖像画の発言について考える。
「……答えを知るのは仲間はずれ…仲間とは何を表しているのか…。」
考えに詰まった私は1度部屋の外に出た。
仲間とはなんであるか…何度も頭の中で問いただした。

ふと、1番右の人形に話しかけると、人形は言う。
「肖像画は王である。」
人形の声に驚き、1歩後ずさりをすると、先程考えていた問いの答えが私の中に生まれた。

…きっと、答えを知っているのはこの部屋にある人形のどれかなのであろう。
次に私は右から2番目の人形に話しかけた。

すると、人形は答える。
「右から4番目の人形の言っている事は正しい。」
そして、右から3番目のに話しかけると、人形は言う。
「肖像画は神である。」
最後に、右から4番目の人形に話しかけると、人形は言う。
「1番右の人形と同意」
4体の人形の意見を聞き終わるった後の、私の答えは明白であった。
私は有伝君の待つ、肖像画のある部屋へ行き、肖像画に話しかけた。
「……私は一体何なのか…答えを知るのは仲間はずれ。私は一体何だ?」
右から1番目の人形の意見は「肖像画は王である。」

右から4番目の人形の意見は「1番右の人形と同意」

右から2番目の人形の意見は「4番目の人形の言っている事は正しい」

つまり、仲間はずれは右から3番目。
「貴方は神…。」
「…………正解だ。」
《カチャッ》
どこかで扉が開く音がした。
私達が4体の人形がいる部屋に戻って来ると、突然。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああ」
《グシャッゴトッグシャッ》
悲鳴と共に聞こえるグロテスクな音。

部屋を見渡すと、右から3番目の人形は、首が飛び、はらわたを刃物で抉られた痕があり、体全体が傷口から出た血のような赤い液体に包まれていた。
「なっ、なんだよ。これぇ…」
有伝君が弱々しく佇むと、隣の右から4番目の人形は言った。
「…ふふふ。正直者はいらない。」
この部屋の不気味さに怯える有伝君を横目に、私は飛んだ人形の首を調べていた。

すると、そこには入っていた鍵が入っており、私がそれを取り出すと、有伝君は凄く歪んだ顔をした。

しかし、有伝君に気を使って、鍵を手放す訳にも行かないので、そのまま部屋を出た。