------Your Side----
目を覚ますと、私はベッドの上にいた。
確か、神威と戦って.....。
あっさりと負けたんだ。
まだ自分が弱いことを痛感する。
右手をついて起き上がろうとすると、
手首に痛みが走った。
晋助さんに運ばれている姿を想像するだけで、
顔が赤くなるくらい恥ずかしい。
仲間だから助けて当然って言いたいのかな。
未だに、晋助さんがよく分からない。
でも、ひとつ分かったことは。
根は優しい人って事かな。
何がこの人を苦しめているのか、
これから知って行けたらいいな。
私がそう言うと、晋助さんは部屋から出ていった。
-----Okita Side-----
会議の後、近藤さんと土方さんと俺の3人で、
今後の動きについて話をした。
作戦が多方決まると、
近藤さん達は各隊の隊長を再び集めて指示をした。
作戦は、ザキが戻り高杉が今回の件に
関与してるとわかり次第決行になった。
隊長が各隊の指示に向かい、
また3人になると近藤さんが口を開いた。
助け出す....。
その言葉は果たして正しいのか。
もしかしたら、俺らのこの行動は自分勝手で。
あなたにとっては迷惑な行為でしかないのかもしれねぇ。
連れ戻して欲しいなんて、新撰組に戻りたいなんて
あいつは思ってもねぇのかもしれない。
なんて考えていると、
俺の考えを見抜いたのか土方さんが口を開いた。
こんな2人だから俺は着いてきたんだ。
俺の選択は間違っていなかった。
それを改めて実感した。
やっぱり俺の大将は近藤さんで、
超えてやりてぇ相手は土方だ。
俺はもう、決意をまげねぇ。
反省してる暇があるなら
今俺が取るべき行動を本能のままにする。
それが俺の今まで貫いてきた生き方だ。
...
投稿遅くなって本当にすいません🙇🏻♀️
投稿していない間にも、いいねやお気に入りがたくさん来てて本当に嬉しかったです✌🏻️✌🏻️
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!