第73話

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2023/04/18 22:00
-----sogo side-----
屯所の入口へ向かうと、
たくさんの隊員が集まり、
志士の拘束などをしていた。
俺はいち早く土方さんの所へ向かった。
総悟
総悟
土方さん。
十四郎
十四郎
総悟か。決着はついたか?
総悟
総悟
直弘が終わらせやした。
十四郎
十四郎
そうか。一件落着と言いたい
ところだが、屯所はこの有様だ。
辺りを見渡すと、
爆発により焼け焦げた壁、
志士の血に染った柱。
人がぶつかって折れた柱や壁。
総悟
総悟
またしばらく忙しくなりそうデッサ。
十四郎
十四郎
そうだな。
総悟
総悟
そんなことより、あなたは?
十四郎
十四郎
怪我をした者は一旦道場に
避難している。
あなたもそこに...。
俺は直ぐに道場へ向かった。
道場に着くと、壁にもたれ掛かり
座っているあなたがいた。
言葉よりも早く体が動いた。
----your side------
目が覚めると、私は道場にいた。
話を聞くと直が運んでくれたらしい。
体を動かそうとすると、
全身に痛みが走る。
起き上がることも出来なくて。
私はボーッとしながら
ふたりが戻ってくるのを待った。
目が覚めて少しすると、

ドタドタ

足音を立てながら誰かが道場に向かって来た。
入口を眺めていると、
そこには総悟が立っていた。
あなた

総悟

名前を呼ぼうにも、
いつもみたいに声が出ない。
それなのに総悟は、
直ぐに私に気づいて近寄ってきた。
今日はなんて悪態つかれるのか
なんて考えていたけど、
その考えは愚かだった。

ギュッ
あなた

えっ....

総悟
総悟
よかった。
総悟はその一言以外、
何も語らず私のことを抱きしめた。
戸惑ったと同時に安心したのか、
私は涙を流した。
総悟が生きていて、私も生きていて
こうしてまた会えてよかった。
あなた

おかえりなさい。

総悟
総悟
ただいまデッサ。
あなた

無事に戻ってきた事だし、
朝言ってた話教えて。

私がそう言うと、
息を吐いてから私を抱きしめたまま
話し始めた。
総悟
総悟
俺はお前のことを失いたくねぇ。
ずっとそばにいて、俺に守られてろ。
死ぬ瞬間までずっとそばに居ろ。
これは、総悟なりの愛の告白なんだろう。
いつも余裕そうな総悟の体が少し強ばっている。
あなた

私はずっと総悟の傍にいる。
勝手に消えたりしない。

総悟
総悟
約束デッサ。
あなた

うん。

総悟
総悟
ならいい。
俺は自体の収集に向かう。
お前はここにいろ。
あなた

わかった。行ってらっしゃい。

私はヒラヒラと手を振った。
離れていく総悟の背中を眺めて、
私はまた眠りに落ちた。

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