江戸城に向かい中。
江戸の街は、私たちと違っていつも通りで。
今起こっている危機に関心がないみたい。
自分たちの国が大変な事になってるのに。
江戸城に着くと、倒れている人が沢山いた。
新選組はもちろん、奇兵隊も。
階段を上っていくと、男の人と女の人が道を塞いだ。
そう言って、銀さんは上へあがって行った。
-----ギントキ サイド-----
そう言って、高杉は城の最上階
につけてあった船で空へ飛んで行った。
多分、むこうの天人達も撤収してるんだろうな。
今回は、様子見と言ったところか。
兵隊の数もそんなに多くねぇし。
しばらくしてからあなた達があがってきた。
その隣には新選組の男と将軍が居た。
そいつが将軍を連れて隠れてたんだと。
大手柄だな。
-----Your Side-----
あの日から1ヶ月後。
あの後、城はすぐに工事をして。
あの騒ぎも無かったかのようになってる。
そんなある日。
私は休みの日江戸の街に出た。そこで、
紫色の髪で片目に包帯をまいた男を見つけた。
その人は、プライドが高そうな天人と喧嘩をしていた。
その時、私は新選組の使命感でその人を助けた。
その人が誰とも知らずに。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!