-----Your side-----
いつも通り賑わっていた私たちの村。
それが急に一変した。村人達は逃げ回り、
それを火の弓を持った志士が追いかける。

私と妹は兄に連れられて逃げていた。
ﾐｼﾐｼﾐｼ
そんな時、燃えた勢いで家が倒れてきた。
私は、怖くて動けなかった。

ﾊｯと我に返った時、兄は建物の下敷きになっていた。

ｶﾞﾊﾞｯ

村が燃えた日から、毎朝悪夢で目が覚める。
村が燃えて、そんな中私を庇って建物の下敷きになった兄。私はそれを見殺しにした。最低な妹だ。

気分転換にまだ暗い外に出ると、声が聞こえてきた。
声がする方を見ると、そこには隊長と副長がいた。

そう言って沖田総悟は屯所を出ていった。
今、『蜜蜂』って言ったよね。

私は身支度をしてすぐに屯所をでた。
蜜蜂さんが基地にしそうな建物の構造は知ってる。
私は２階建ての倉庫を探した。
倉庫を見つけて中に潜入すると、
志士が隊長に刀を振り下ろそうとしていた。

ﾅｲﾌをなげると、志士はその場に倒れ込んだ。

隊長はだるそうだった。
解毒剤をﾋｯｿﾘと渡すと、
蜜蜂さんに指示された部下達が斬りかかってきた。
避けて、逆に斬りかかった。意外と弱い。
戦いが終わると、蜜蜂さんが話し始めた。
そこで私は、隊長がここにいる理由を知った。
それは、とても残酷で。聞きたくなかった。
みんなは、この人に殺されたんだ。
いっきに殺意が湧き、私は蜜蜂に刀を向けた。

そう言うと、隊長が立ち上がり膝ｶｯｸﾝをしてきた。

そう言うと隊長は蜜蜂さんに刀を向けた。
そっか、私があんな話したから。
私のためなんて思うのは厚かましいけど。

そう言われて、私も蜜蜂さんに刀を向けた。
お兄ちゃん。私が、みんなの仇をとるからね。