第14話

💛これは休みじゃない
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2022/03/22 11:43
総悟が向かったのは団子屋さん。
総悟
総悟
おばちゃん。団子二人分頼むわ。
あなた

なんで。お団子。

総悟
総悟
起きたら食堂閉まってたんで、
朝食替わりでっさ。
あなた

なるほどね。

なんて話していると、お団子が届いた。
普通に美味しかった。
総悟
総悟
で、ここから行きたい所ありますかぃ?
あなた

うーん...。服とか見たいかな。

総悟
総悟
じゃあ、行きやっせ。
あなた

え...ちょっと。

今日はやたら総悟に手を引かれる。
そんなに急がなくても服屋さんは逃げないでしょ。
走った後着いたのは、いわゆる商店街という所。
あなた

わぁ。凄い。商店街なんて初めて。

総悟
総悟
じゃあ、一つ一つ見てまわりやすか。
あなた

うん。

それからは私が勝手に歩き始めて、
服屋やアクセサリー屋に入り浸って。
お花屋さんで部屋に飾る花を探し始め。
ひたすら総悟を待たせてしまった。
結果。両手に大量の荷物を持った
状態になってから総悟の存在を思い出した。
あなた

総悟ごめん。浮かれて
総悟の事忘れてた。

総悟
総悟
気にしなくていい。
お前って本当にまだガキだな。
物に目をキラキラさせて。
あなた

また始まった。
いいもん。どうせガキだし。

総悟
総悟
別に嫌味とかじゃなくて、
褒め言葉でっさ。
あなた

褒め言葉...。

総悟
総悟
まぁ、いい。
少し遅めの昼ごはんでも、
食べに行きやすか。
あなた

あ....うん。ありがとう。

総悟はそう言うと、私の荷物を半分持ってくれた。
なんだかんだで
あなた

優しいんだから。

総悟
総悟
なんか言いやしたかぃ?
あなた

なんでもない。

私達は近くのファミレスに入った。
-----ソウゴ サイド-----
ファミレスなんて俺は何度も来てる。
今更感動なんてしねぇ。
それに比べてこいつは...
あなた

へぇー。これがファミレス。凄い。
どれにしようかな。

総悟
総悟
はしゃぎすぎでっさ。
さっきから新しいものに目をキラキラさせて、
ガキみたいで本当に可愛い。
まぁ、本人には言わねぇけどな。

ご飯を食べ終わり、俺たちはファミレスを出た。
あなたは手を洗いに行ったからそれを待っていると、
怪しい奴ら俺に近づいてきた。
まぁ、多分...
攘夷志士A
新選組1番隊隊長沖田総悟だな。
着いてこい。
攘夷志士C
もし着いてこなければ、
街の人を無差別に殺すぞ。
総悟
総悟
分かりやした。
何処まででもついて行きやす。
俺は手に持っていたあなたの荷物を
ファミレスの出口に置いてそいつ等について行った。
------Your Side----
手を洗い、ファミレスを出るとそこに総悟はいなかった。
その代わりに、私の荷物が置いてあった。
あなた

何処に行った?

周りを見渡してみたけど、総悟らしき人はいない。
バンッ
銃声。今の時代、
武器を持っているのは攘夷志士以外考えられない。
私は銃声の方へ向かった。
案の定、そこには銃口を向けられた総悟と
銃を持った志士とそれを囲む志士達が居た。
新選組って危険な仕事なんだなって。
いまさら実感した。
攘夷志士A
お前には、仲間が何人も殺されたんだ。
攘夷志士C
だから、その仇だ。
悪く思うなよ。
攘夷志士A
かかれ。
その合図と共に攘夷志士達が総悟に斬り掛かった。
けれど、総悟はそれを難なくかわし。斬りかかった。
でも、何処か動きが鈍い。
まだ、治ってないって事バレバレだよ。
結局、私も刀を持ってそこに参戦した。
ちょっと着物で動きにくいけど。
あなた

総悟から離れなさい。
攘夷志士共。

総悟
総悟
お前。また、この展開かよ。
攘夷志士A
誰だテメェ。
本当に、デシャブ。
まぁ、そこからは2人で攘夷志士を片付けた。
あなた

総悟のウソつき。
全然治ってないじゃん。

総悟
総悟
うるせぃ。
こんぐらいなんともねぇよ。
ほら、帰りますぜぃ。
あなた

はいはい。荷物取りに戻らないとね。

総悟
総悟
そうだな。
という感じで、2人で仲良く屯所に戻った。
せっかくの休みなのに、全然休みじゃなかった。
それでも、楽しかったな。
ありがとう総悟。


来週の土曜日、入試なので今週は多分出しません。
ていうか、出してる暇じゃない。
今もだけど。

本当に緊張しすぎでいまからお腹痛いです。
まぁ、頑張ってきます。
以上、個人的な報告でした。
ではでは🙏

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