第65話

⚔️私に出来ることを。
825
2022/03/22 13:10
------your side----
直の話を聞いた後、
直を見送って私は仕事に戻った。
殺したいほど兄を憎む。
そんな兄弟の形もあるんだなと感じた。
でも、人を憎む気持ちは分かる。
直は今まで1人でその感情を抱えてきた。
私には無理だった。
私だったら後先考えずに、
飛びついて刀を向けたはず。
直の感情が爆発する前に何とかしないと。
私にもできることは無いかな。
そんなことを考えて歩いていると、
私の足は万事屋に向かっていた。
万事屋なら何か手がかりを
掴んでくれるかもしれない。
そんな期待を抱いて、
私は初めて客として万事屋を訪れた。

ピンポーン
新八
新八
はーい。今でます。
って、あなたちゃん。
いらっしゃい。
あなた

新八くん。銀さんはいる?

新八
新八
居ますよ。
中へどうぞ。
新八くんについて行って、
いつもの部屋に通された。
神楽
神楽
あなたー。久しぶりアルナ。
銀時
銀時
ほんとだな。今日はどうした?
あなた

今日は、客としてきたんです。
信頼する万事屋のみんなに、
頼みたいことがあって。

神楽
神楽
あなたのお願いなら、
お易い御用アル。
銀時
銀時
メンドクセーけどあなたの頼みなら、
聞いてやらないこともないな。
新八
新八
なんでそんな上から目線なんだよ。
それで、頼みってなんですか?
他でもない 僕たちにお願いだなんて。
あなた

ある攘夷志士について、
調べて欲しいんです。

あれだけだいそれたことする人だ。
下っ端の志士なわけが無い。
何か、目的や作戦でもわかれば。
そういう話なら、
俺が答えてやろう。
突然の聞きなれない声に私は驚き、
声のする方をみた。
そこに居たのは、過激派攘夷志士の....
誰だっけ?
あなた

ヅラ小太郎さん。

ヅラじゃない桂だ!
なんだ、苗字がヅラって。
あなた

すみません。銀さんたちが
ヅラって呼んでた印象が強くて。

小太郎
小太郎
そんなこと言うなら、
もうお母さん知りません。
自分でなんとかしなさい。
真剣にヅラ小太郎かと思ったんだけど。
私がボケたみたいな雰囲気になってしまった。
いや、いつから私のお母さんになったんだ。
と思ったけど、さすがにふざけるのはやめよ。
あなた

すみません。でも、いいんですか、
志士が仲間の情報を売って。

小太郎
小太郎
志士とて皆が仲良しな訳では無い。
消えたら助かる志士だっているさ。
あなた

私が知りたいのは....、
佐竹智也という志士です。

小太郎
小太郎
フム。新選組1番隊佐竹直弘の兄であり、
過激派攘夷志士の佐竹智也の事だな。
あなた

よくご存知ですね。

小太郎
小太郎
フハハハハッ
新選組の情報など、
我々には筒抜けなのだ。
まあ、あまり深堀はしないでおこ。
あなた

その人のことを教えて欲しいんです。
今後、何をする気なのか。
分かるなら、知りたいんです。

小太郎
小太郎
それは、何のためだ。
あなた

私は、自分の仇を討ててホッとした。
重い肩の荷がおりました。
直にもその重い荷物を
下ろさせてあげたいんです。

小太郎
小太郎
分かった。
その後、私は桂さんから佐竹智也の話を聞いた。
小太郎
小太郎
一つだけ忠告しておこう。
あなた

なんですか。

小太郎
小太郎
掴んだ情報というのは、
全てが完全ではない。
何か罠がある事もある。
あなた

聞いたことを全て
信じるなという事ですか?

小太郎
小太郎
そうだ。
あなた

ありがとうございます。

私は桂さんにお礼を言って、
万事屋を後にした。
桂さんは攘夷志士なのに、
何かとピンチに現れ助け舟を出してくれる。
晋助さんは、この国を壊すと言った。
桂さんは、この世界をどうしたいのかな。

プリ小説オーディオドラマ