蜜蜂の部下は刀を振り上げ、俺を睨みつけた。
刀を下ろした時、俺は自分の刀でそいつを刺した。

俺はそう吐き捨てると、重い体を動かして走った。

やばい。追いかけてくる。
走ってるつもりなのにいつもの様に体が動かねぇ。
すぐに、蜜蜂の部下に追いつかれてしまった。

そう言って攘夷志士は刀を構えた。
その時、ナイフが飛んできて志士の肩に刺さった。

そこに居たのは、あのﾁﾋﾞだった。
声もかすれ、剣は震えている。
こいつ、ほんとに凄いよな。怖いのに、
何かのために強い意志をもって立ち向かって。

蜜蜂の指示で何人かの志士が斬りかかったが、
呆気なくﾁﾋﾞに斬られ倒れた。
こいつの剣術、並外れすぎだろ。

新撰組はただ群れてる攘夷志士
を自ら追いかけたりはしない。
だから、保科は驚いてるんだ。
何をして、この状況になってるのか。
ただ、その事実はﾁﾋﾞには悲しい連絡だろうな。

その話を聞くと蜜蜂に向けた保科の剣は震え始めた。
追っていた犯人が、同じ村出身ので兄の友達。

話を聞くと、ﾁﾋﾞは泣き始めた。
悲しさからの涙ではなく、憎しみに満ちた涙。
ﾁﾋﾞは今決意を固めてるんだ。あいつを殺すと言う。

そう言ってﾁﾋﾞは蜜蜂を睨み刀を向けた。
こいつは、本当に俺に似てる。
今の保科は近藤さんが伊東に殺されかけた時の俺だ。大切な物を守るためなら
人をなんとも思えずに殺せてしまう。
だが憎しみに満ちた心は辛くてその状態で居るのは、
心が苦しくて助けて欲しいと思ってるはずだ。

俺がそう言うと、蜜蜂は焦った顔をした。
実は保科が名乗っている間に薬を投げてくれた。
よくこんなの持ってたな。まぁ、これで体も動く。
こいつの手を汚させずに俺があいつを粛清してやる。

🙇🙇🙇🙇
すいません。
話が浮かんでこなくて、は？？
みたいな話になってそうです。
それでも良い方はこれからもよろしくお願いします。